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自分が読んだ本または読むつもりの本を私的にたんたんと記録していく日記。
テルマエ・ロマエ
今日は昨年このマンガはすごいオトコ編第1位を獲得したテルマエロマエをご紹介します。

といっても知ってる人も多いと思いますが、このマンガは異色のマンガです。なんせお風呂マンガなんですから。

最初はお風呂マンガってどんなジャンルやねん、と思ってたけど、それ以外形容しようがないマンガ。ハドリアヌス帝の時代というローマが最も安定していた時代のお話であるのもいいと思います。もうちょっとしたら血なまぐさい時代だからね…。

このマンガでローマのことがもっと知られればいいと思う。ハドリアヌス帝の時代は旅をするのにパスポートも武器もいらないほどの安定した時代。ハドリアヌス帝自らが数十人のお供を連れるだけで辺境各地まで旅して属州防衛の指示を出していたのだから。それこそ現代のイギリス北方のスコットランドあたりまで。

トライアヌス帝が切り開き、ハドリアヌス帝が踏み固めたローマ帝国は、次のアントニヌス・ピウス帝の時代に(マンガで後継者とされているルキウス・アエリウス・カエサルもしくはケイオニウスはハドリアヌス帝が亡くなる前に病死します)最高の平和を享受します。何せ、アントニヌス・ピウスという皇帝が何をしたのかも記録にあまり残っていないくらいだから。そのくらい平和だった。だが綻びは出始めていた。そして、次の、五賢帝最後の皇帝、マルクス・アウレリウス、別名「哲人皇帝」もこのマンガに登場します。聡明な若者として。

ハドリアヌス帝がなぜケイオニウスの皇帝就任を祝って大浴場を作るのか、その意図を知るとハドリアヌス帝の器がわかろうともいうものです。

話がやたらそれましたが、このマンガを楽しむにはローマのことをもっと知ってもらいたいな、と思います。




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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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