自分が読んだ本または読むつもりの本を私的にたんたんと記録していく日記。
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日本経済「常識」の非常識 上野泰也
今日は自分が一番信頼しているエコノミストである上野さんの最新作をご紹介します。

上野さんはみずほ証券のチーフエコノミストとして6年連続エコノミストランキング1位を獲得している方です。「デフレは終わらない」は自分として本当に驚きがありました。あの原油価格高騰で世界的にインフレ危機が叫ばれていたときに出た本です。結果は皆さんもご存じの通り、デフレは相変わらず終わる気配もありません。
食品や衣料の値下がりが止まらず、賃金も上がらない。これまでの著書での主張の通りの展開です。

筆者は、賃金の上昇期待が強いときのインフレが恐ろしいのであって、資源価格高騰を原因としたインフレは長続きしない、と主張されています。確かに資源価格高騰はそのコスト負担に企業が耐えきれず、さらにリーマンショックを始めとした金融危機によって終息しました。このままで推移すれば賃金の上昇が期待できない以上、日本はいつまでたってもデフレから脱却できません。筆者は10年後もデフレが終息していない可能性についても言及されています。

またオーストラリア経済がなぜ堅調なのか、そこにはやはり人口の増加が見込まれるためという背景があります。前作で筆者の生まれ故郷である秋田県を10年後の日本の姿として紹介されていました。

筆者の主張は人口減こそが問題の核心であり、そこへの対応が肝心であることが述べられています。また今でも忘れませんが、アイスランドを絶賛しており金融立国を目指すべきと主張していた野口悠紀雄とは違い、金融は黒子に徹するべきであるという持論も主張されています。

これから先の日本を考えるためにぜひ一読をお勧めします。



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テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

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