自分が読んだ本または読むつもりの本を私的にたんたんと記録していく日記。
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日本は世界5位の農業大国 浅川芳裕
今日は衝撃的なタイトルの本を紹介しようと思います。

これだけ食料自給率の低下が叫ばれている中で、日本が世界5位の農業大国だということが信じられるでしょうか。この本を読んで常識と思っていたことをひっくり返しましょう。
私も仕事上農家の方とつきあいがありますが、いつも思うことは農家は「弱者」ではない、ということです。一人の事業家として投資をして売上をどう伸ばすか、を常に意識している方がほとんどです。1億、2億なんて借金している人もざらです。それでも返済を上回る売り上げを上げている。

僕自身も食料自給率は高めていかなくてはならない、と思っていましたが、この本を読んで考え方を改めます。食料自給率を問題とするのではなく、安定的に食料を供給できることこそが必要なことです。

特に兼業農家、サラリーマンの収入で生活して週末だけ田んぼに入る、そうした人がかなりの割合を占めています。民主党が進めている戸別所得補償政策というものは、こうした副業農家と、農業に特化して真剣に取り組んでいる人たちを同一視して補償を行おうとしています。

やはり、それではいけないと思う。努力している人たちにこそお金が回る仕組みにして兼業農家の割合を減らしていかなければいつまでたっても農業は活性化しません。

今、地元では所得補償制度に引っ張られて基盤整備事業ができなくなってしまうのではないか、という危機感が非常に強くあります。所得補償はあくまでも補償であって、前向きな投資にお金が回ることにはなりません。結局生産コストの穴埋めにしかなりません。それ以上に投資を継続していかなければ現在の様々な規制をクリアできないのです。それをばらまきと批判する人もいるかもしれませんが、それなら戸別所得補償なんて政策は究極のばらまき政策です。

欧州では所得補償は4割しか補てんできず、再生産ができない状態になっています。今、農水省が進めている政策はまさにその後追いです。間違いなく潰れる農家がたくさん出るでしょう。所得補償制度なのに補償できずに潰れていく。こんなばかな話はありません。

そこで、ただ批判するだけでは意味がないので、私見を述べます。政策は今の政策でいいんです。戸別所得補償なんていう政策ではなく、日本の農畜産物が世界に通用するものにしていかなければなりません。そのためにお金を使うべきです。今の政策の問題点は農畜産物の価格維持政策が多いので農畜産物の価格が下がりません。でも今の水準ではとても国際的に通用する価格ではありません。ジャパンプレミアムがあってもです。だから農業も海外に打って出なくてはならない。そうして売り上げを伸ばす。そこにしか私はもう活路はないと思っています。

ちょっと今日は真剣に語ってみました。でも海外でも勝負できればまだまだ可能性はあると自分は思います。



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テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

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