自分が読んだ本または読むつもりの本を私的にたんたんと記録していく日記。
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「激安」のからくり 金子哲雄
さて、本日は結構テレビにも出てくる流通ジャーナリストである金子哲雄さんの新書です。皆さんもテレビでいかに値切るか、といったような企画できっと見かけたことがあると思います。

値切りのプロが語る激安のからくりとは何があるのか、かなり興味を持って即購入しました。そして、内容もかなり面白い中身です。


さて、990円のジーンズをみなさんは持ってますか?

ユニクロ傘下のジーユーが発表してから、あちこちでさらに安いジーンズが売り出されたそうです。自分は最近とんとジーンズは履いてないので履き心地はわかりませんが、安かろう悪かろうではとても通用しないであろうから、品質も問題ないんでしょう。昔はユニクロの2,980円(だったかな?)のジーンズを履いていることもちょっと恥ずかしかったですが、今となってはリーバイスやエドウィンの1万円もするジーンズなんてとても買えないし、ユニクロのジーンズ履いてても全然恥ずかしくないです。逆にいろんなのを買えるから嬉しいですね。

そして、こうした激安商品をどのように生み出すのか、答えは2つあり、1つは垂直統合して小売が商品を作るパターン、もうひとつには寄せ集め型で、世界中から過剰在庫を見つけ出し、さらに空いている生産ラインを見つけ出して商品を作っていくパターンとがあるみたいです。

どちらが戦略として優れているか、一長一短はありますが、本書ではどちらが有効かを断言しています。それは本書を実際に読んでみてください。

そして、日本における安売りの歴史にも触れられており、中でもダイエーの中内功についてはかなりの紙面を割いています。やはり、この方無くして、日本の安売りは無かったと言ってもいいと思います。ただ惜しむらくは安売りを徹底できなかったことがダイエーの凋落の原因とばっさり指摘しています(ダイエーが主婦の店ダイエーという店名をただのダイエーに変えたことが転機だったと触れています)。中内さん以外にもユニクロの柳井社長、セブン&アイの鈴木敏文社長、ドンキホーテの安田社長といった方々に触れています。

そして、自分が一番感銘を受けたのは、金子さんは日本は高付加価値戦略だけを追求してはならないと警鐘を鳴らしていることです。確かにそうした戦略を取って、利益率の向上を図ることは必要だがそれだけでは消費者はついてこない、まず買ってもらうという戦略も非常に重要であることが述べられています。自分は海外への展開をするにあたっても高付加価値戦略を取るべきと勝手に思っていましたが、確かに買ってもらえなければ意味がありません。この点は覚えておこうと思います。

テレビでは軽そうに見える金子さんでしたが、この本を読んで本当に目からうろこです。ありがとうございます。ぜひ皆さんも読んでみてください。





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テーマ:読書メモ - ジャンル:本・雑誌

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